2018年8月23日木曜日
ハムちゃんのプランター葬 我が家の愛ハムスターとの出会いからお別れまで。 | ハムちゃんのプランター葬

我が家の愛ハムスターとの出会いからお別れまで。





つい先日、初めて飼った
ジャンガリアンハムスターの「ユキ」が、
2歳2ヶ月で命を全うし天国へと旅立ちまし
た。





本当に悲しくて涙がとめどなく溢れ、何をし
ても涙が流れてしまい、放心状態でした。





ユキが家に来たのは当時小学生だった息子が
、おばあちゃんと買い物に行った時に一目惚
れし、私に内緒で買って帰ってきました。








私は最初は「えーー!?」とびっくりしたも
のの、すぐにユキの可愛さにメロメロ。
案の定、息子がユキの世話をするのは最初だ
けで、ほとんど私が世話係をしていました。





パールホワイトのユキの後ろ姿はまるであの
有名なアイス「雪見だいふく」に瓜二つ。
そこから「ユキ」と名付けました。



 

ユキはオテンバで活発な子でした。





手乗りにしたかったけど、結構噛み癖が酷く
、私も上手に慣れさせることが出来ませんで
した。





あんまり触るとゆきもストレスになると思い
、ほぼゲージの中でユキの生活を眺めている
だけでした。





ハムスターって眺めているだけで面白いし、
こんなに癒やされるんだ〜とユキの可愛さの
虜になりました。





ハムスターっておトイレも猫みたいに自分で
砂場でするし、うんちもひとまとめにして寄
せてるし、毛繕いは自分でするし、綺麗好き
なんですね。





手間もほとんどかからず、臭いも少ないし、
音も回し車とゲージを噛む音がするくらいで
、ペットとしてはとても優秀な生き物です。





ご飯は基本いろんな雑穀やタネの入ったミッ
クスフードを好んで食べていました。
最初は生の野菜とか果実とか与えたりしてい
ましたが、あんまり好きじゃないようでした
のでミックスフード以外は与えませんでした






ユキは私のゲージのドアの締め忘れで2回脱
走したことがあります。
耳を澄ますと何やら隣の部屋の押入れあたり
から「ガサガサっ」と音がしているので探し
てみるといました!
必死にビニール袋の山を登ろうとしていると
ころを確保。
2回目も何故か同じ場所で発見されました。





1歳半頃から回し車で走らなくなり寝ている
時間が長くなりました。
少しでも動いてもらうためにゲージの2階に
餌場と水飲み場がありましたが、すべて1階
に置きバリアフリーにして入れ物も低いお皿
に変えました。





2歳すぎると老化が顕著に出始め、毛並みが
悪くなり、目も開け辛く、足腰もヨタヨタし
きっとそろそろダメかな・・・と思っていま
した。



 

毎日、呼吸してるかこまめにチェックするの
が日課になって、今日もまだ大丈夫だ!よか
った〜と胸を撫で下ろす日々。





食欲は最後まで旺盛で、自力で餌場まで歩い
て行き食べていました。
食欲があるから、老化しててもまだ大丈夫な
んじゃないかと期待していました。





最後の夜に薄く切った人参をひとかけ口元に
渡すと手で持ってサクサク美味しそうに食べ
ていました。
お腹周りがおしっこで汚れていたので、脱脂
綿でふいてあげたのですが、こびりついてい
て全然綺麗にならなかったです。
それがユキと触れ合った最後でした。






その後、数時間経って「あれ?そういえばユ
キおとなしすぎない?もしかして・・・」と
ゲージを見てみると、回し車の下の隙間(お
気に入りの場所)で寝ていて呼吸していない
のがすぐわかりました。





わかっていたことですが辛いです。
目頭が熱くなり涙がポロポロ落ちてきました






少し硬くなったユキをハンカチで包んであげ
ると、重さはほとんど感じないくらい軽くな
っていました。





生きている間、目を瞑って行動していたのに
最後は目が開いていました。
苦しそうな表情はなく、鳴くこともなく、横
たわっていました。





ユキの亡骸は翌日埋葬するまでタッパーに入
れ冷蔵庫に安置しました。





火葬なのか土葬なのかどうしたらいいかわか
らずネットで検索するとプランター葬という
やり方があることを知りました。





火葬だと小動物だと骨は残らないし、火葬場
まで遠いし時間もないなどあって、でも家に
庭もないし、今は公園などに勝手に動物を埋
めることはできないので、プランター葬が一
番良い方法だと思いました。





自分の好きなように飾り付けをして、花を植
えてもいいし、素敵なお墓を自分の手で作っ
てあげればユキも喜んでくれるはず。





土に還るのは時間がかかるようですが、常に
身近に置けるし引っ越しなどする場合、鉢を
持って行けるし、早速ホームセンターへ行き
道具を揃えることにしました。





お墓を作っている間、ゆきとの日々を思い出
し声を上げて思い切り泣きました。
ユキを置くと、最後に「ありがとう」と伝え
、丁寧に土をかけていきました。





餌を供えロウソクに火をつけ弔い、すべて終
わると心が落ち着くことができました。





葬儀って死者を供養するためのものだと思っ
ていました。
でも本当は残された者のためにあるのではな
いかと思いました。





愛するひとのために自分の手で弔うと、気持
ちの整理をしながら、行き場のない悲しみを
一緒に弔うことができたからです。





今まで、祖母、実父、義父の葬儀をした時は
自分が葬儀を立てたわけではなかったので、
葬儀をすることの深い意味を知ることがあり
ませんでした。





ユキから教えてもらいました。





ありがとうね、ユキ。